10種類の交通系とは?全国統一のルール・相互利用サービスの例外など交通系ICカードを完全ガイド【電子マネー】

はやかけん・nimoca・manacaなど

こんにちは!10種類コンプリートのサッシです。

スイカ・パスモ・イコカ・・・どれを持っていますか?

全国相互利用が原則ですが片方利用のみなどの例外もあるしモバイルはまだ2種類しかないので、よ〜く知っておきましょう!

おすすめカード・代表的な使えるお店など、このページでは以下の内容で「交通系ICカード」について具体的にお伝えしますね。




交通系ICとは?10種類のカードでモバイル対応なのは?

さっそく、意味と種類をハッキリさせておきましょう。

交通系ICとはその名の通りJRなどの交通系の会社が発行・運営しているICカードのことです。
(ICは英語のintegrated circuitの略)

電車・バスのきっぷになったり、電子マネーとしてお買い物できるものですね。

でも実際のところは「交通系IC」と言えば以下の10枚のカードのことを指すんですよ!

10種類のICカード
  • Kitaka(JR北海道)
  • Suica(JR東日本)
  • PASMO(関東私鉄)
  • manaca(名鉄・名古屋市交通局)
  • TOICA(JR東海)
  • ICOCA(JR西日本)
  • PiTaPa(関西私鉄)
  • nimoca(西日本鉄道)
  • はやかけん(福岡市交通局)
  • SUGOCA(JR九州)

※ざっくりとエリアが北から順

Suicaカード
Suicaカード

「交通系IC使えますよ!」というときは、これら10種類のICカードのことを言います。

これらは提携しているので、それぞれのエリアで乗車券として使うことが可能です。
スマートEX新幹線eチケットの指定カードとして新幹線の乗車券にもできる)

例えば名古屋エリアのmanacaがあれば九州のSUGOCAエリアでも電車に乗れるという感じですね。

ちなみにこれら交通系は通称「10カード」とも呼ばれていますよ。

昔ながらのカードタイプなら全種類が存在します。

kitaca,toica,sugocaなど
▲10種類の交通系ICカード

ええ、僕は全国を回ってすべてコンプリート済みです(笑)

スマホで使えるモバイル型はSuicaPASMOが対応しています。

iPhone・Androidのどちらでもokですよ!

モバイルSuica3つの秘密
Android版モバイルPASMO

交通系ICカードを1枚持つならどれがいいの?

種類がわかったところで、おすすめも紹介しておきますね。

交通系ICカードは10種類もありますが、相互利用できるので何枚も持つ意味はありません。
(僕のようなマニア以外)

どれか1枚に絞るなら・・・どう考えても1択です。

交通系ICはぜひ「モバイルSuica」にしましょう。

モバイルSuica
▲モバイルSuica

理由は「圧倒的に使える場所が多い」&「スマホで完結」&「いつでも1.5%還元にできる」です。

10種類の交通系ICの中で発行枚数はSuicaが圧倒的にNo.1となっています。
(2位はPASMO、3位がICOCA)

日本全国、使えるお店の数がダントツで多いんですよ。

しかもiPhone・AndroidどちらでもモバイルSuicaにできるので、カードを持ち歩く必要がありません。

モバイルSuica
▲モバイルSuica

そのうえ、Suicaはチャージだけで必ず1.5%還元にできるのは知っていますか?

JR東日本の公式カードビューカードからチャージした分はいつでも1.5%還元となるんです!

(貯まるのはJREポイント

ビックカメラSuicaカード
▲ビューカード

お得さの面でも交通系ならSuicaが圧倒的にNo.1と言えますよ。

交通系ICはぜひともSuicaにしましょう。

Suicaを持つならビューカードの種類の1つであるビックカメラSuicaカードがおすすめです。
(Suica・クレカ・ポイントカードが一体型)

なぜなら、数あるSuica機能付きのビューカードの中ではこれだけが年会費無料で持てるからです!

ビックカメラSuicaカード
▲ビックカメラSuicaカード

1年に1回でも利用すれば翌年の年会費が0円になるという便利な仕組みなんですよ。

これがあればいつも1.5%還元でSuicaチャージできるだけでなく、ビックカメラで最大11.5%還元でお買い物もできるのも大きなメリットです。

入会費・年会費が無料で持てるSuica機能付きビューカードはこれだけなので、ぜひ作っておきましょう!

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※年に1回使うだけで翌年の年会費が無料
※Suicaチャージだけで1.5%ポイント還元

どこで使えるの?交通系ICが使える代表的なお店【電子マネー】

種類おすすめがわかったところで、おすすめショップも見ておきましょう。

交通系ICは電子マネー機能もあるので、電車・バスに乗るだけでなく街のお店でお買い物も可能です。

「交通系で支払いしたいな〜」というときは、とりあえずコンビニで使うのがベストですよ。

3大コンビニ
▲3大コンビニ

特にセブンイレブン・ファミリーマート・ローソンの日本3大コンビニですね。

全国どこでも、どれかしらありますよね?

これら3大コンビニなら交通系ICカードが確実に使えますよ!

「あ、ハンパな残高が残っちゃった・・・」というときはコンビニで現金と併用して使い切りましょう。
(交通系のチャージをぜんぶ使い、残りを現金払い)

それ以外に使えるお店を探したいときは、店舗の入り口あたりにある「支払い方法の一覧」をチェックしてください。

使える交通系ic
▲支払い方法の一覧(セブン)

そこの電子マネーのところに注目です。

Suica・PASMO・ICOCAなど、交通系ICのマークがあるかどうかを探しましょう。

例えばSuicaならイオン・イトーヨーカドー・吉野家・ウエルシア・マクドナルド・ミスド・ケンタッキー・スタバなどが使えたりしますよ!



ほんとに全国統一なの?覚えておきたい交通系ICカード全国相互利用サービスの2つの例外

あとは例外も見ておきましょう。

「交通系なら全国どこでも使えるっしょ!」と油断していると、思いがけず痛い目に合いますよ!
(経験済み)

以下の順番で紹介していきますね。

PiTaPaは後払い&乗車券のみ相互利用

まず、PiTaPaについてです。

10種類ある交通系ICのうち、PiTaPaだけはちょっと特殊な存在と思っておいてください。

それは以下の2つの理由からです。

PiTaPaの特徴
  • 後払い式
  • 乗車券のみ相互利用

PiTaPaは前もってチャージするのではなく、利用した後で引き落とされる「ポストペイ」方式なんです。
(他の9種類は前払い・チャージ式)

だから扱いはクレジットカードと同じなんですよ!

その事情があるので、PiTaPaは他の交通系と「乗車券のみ相互利用」だから電子マネーで支払えるお店は少ないです。

交通系okなお店でもよ〜く見ると「PiTaPaを除く」という場合がかなり多いので注意しましょう(涙)

片方利用のローカル交通系ICカードもある!

あとは「片方利用」について知っておいてください。

10種類の交通系ICカードはそれぞれお互いのエリアで使える仕組みです。

それに対して、「10種類の交通系はここでも使えるよ。でもこのカードは地元オンリー!」という交通系も存在します。

一方通行なローカル交通系は全国各地に以下のものがありますよ。

片方利用のローカル交通系
  • SAPICA(札幌)
  • icsca(仙台)
  • odeca(気仙沼線・大船渡線)
  • りゅーと(新潟)
  • PASPY(広島)
  • IruCa(高松・琴電)
  • エヌタスTカード(※)(長崎)
  • くまモンのICカード(熊本)
  • OKICA(沖縄)

※旧称:長崎スマートカード

これらのエリアでもSuicaやICOCAで電車・バスに乗れます。

でも逆にSAPICAやOKICAで東京や大阪の電車・バスには乗れません(涙)

相互利用・片方利用の仕組みはよ〜く覚えておいてくださいね!

ちなみに、片方利用ですらないローカル交通系ICカードもありますよ。

例えば鹿児島市のRapiCaは地元の市電・バスだけで使えるので、東京や大阪の電車には乗れません。
(SuicaやICOCAをRapiCaの代わりにも使えない)



まとめ

さいごに、今回の「交通系IC」のポイントをまとめて並べておきますね。

  • 相互利用は10種類
  • PiTaPaだけは後払い式
  • ローカル交通系もたくさんあるぞ!

日本全国で相互利用できるので、交通系はぜひモバイルSuicaにしましょう。

スマホにモバイルSuicaを入れつつ、JR東日本公式カードのビューカードからチャージするのがもっとも楽ちん&お得です。

いつでも1.5%還元にできますからね!

やり方は別ページで具体的に紹介しているので、そちらを見ながらやってみてください。

最高にお得にSuicaを使おう