自己肯定感とは?なぜ大事なの?自己肯定感の意味・人生への影響について

こんにちは。50人以上と「自己肯定感を上げるセルフコーチング」をしてきたサッシです。

もし小さな子どもに「じここうていかんってなに?」と言われたら、どう答えますか?

僕だったら「〇〇ちゃんが〇〇ちゃんをだいすきってことだよ」とシンプルに答えます。

もちろん絶対の正解はありません。

でも、少なくとも自己肯定感の高い・低いは「生きやすさ」「人生の楽しみやすさ」に大きく影響しているのは間違いないと感じていますよ。

このページでは、以下の内容で「自己肯定感とは?」についてわかりやすく紹介しますね。

自己肯定感とは?基本的な意味と特徴

はじめに、自己肯定感の基本的な意味や特徴を見ておきましょう。

以下の順番で紹介していきますね。

自己肯定感の基本的な意味

まず、自己肯定感の意味からハッキリさせていきましょう。

いろいろな解釈がありますが、僕は以下のように捉えるのがもっともわかりやすいと感じています。

自己肯定感とは?
  • じぶんがじぶんの存在を無条件に認めている感じ

プラスもマイナスも含めてありのままをまず受け入れて、そのうえで世界に1人だけのオンリーワンとして大切に扱える感じ。

そういった感覚のことが自己肯定感です。

少なくとも「ムダにじぶんを否定していない感じ」と捉えてもわかりやすいですよ。

自尊心・自尊感情・自己効力感など似たような言葉もありますが、専門的に学ぶ人以外はそれらは全てほぼ同じ意味の言葉と思ってだいじょうぶです。

ちなみに英語では自己肯定感はself esteem(セルフエスティーム)と言います。

self=自分自身、esteem=尊重・高い評価という意味ですよ。

自己肯定感の特徴

意味に続いて、自己肯定感の特徴をさらに見ていきましょう。

自己肯定感はあくまで人の性質の1つ・感覚の1つなので、生きているうちに変化するのも特徴です。

その人の性質としての自己肯定感は幼少期と現在では違うし、さらに言えば感覚の1つとしての自己肯定感はその日の朝と夜でも上下します。

じぶんの人間性を否定するような叱り方をされると、しばらく自信が持てなくなったりしますよね?あの感じです。

さびしそうな男の子

自己肯定感とは「根本的な生きる気力」であり、じぶんに起こった良いことへのよろこび・悪いことへの耐性に大きく影響します。

例えば「すごいね」と言われときに、自己肯定感が高いと素直にうれしい気持ちになり「ありがとう」と口に出せます。

でも自己肯定感が低い状態だとせっかくほめられても「そんなことない」と言ってしまい、しかもほんとうに「じぶんなんかそんなことない」という気持ちにとらわれてしまいがちです。

そういった人生への影響については次の章で詳しく紹介していきますね。

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なぜ大事なの?自己肯定感が低い・高いことの人生への影響

自己肯定感とは何かがわかったところで、次は人生への影響について見ていきましょう。

以下の順番で「なぜ自己肯定感が大事なのか?」を紹介していきますね。

自己肯定感が低いことによる影響

まずは自己肯定感が低い場合から見てみましょう。

根本的に自己肯定感が低いと、以下のような影響がよく見られます。

自己肯定感が低いことによる影響
  • 誰かに頼ることがなかなかできない
  • じぶんが現在やっていることに自信が持てない
  • 被害妄想が強いと感じることが多い
  • 褒めてもらっても素直に喜べない
  • 新しいことを始めてうまくいくイメージが持てない
  • じぶんの決断を他の人に任せたくなる
  • 「どうせ」などのマイナスの言葉がよく出てしまう
  • 他の人の意見を聞かない・聞けない(じぶんで精一杯だから)

せっかくチャンスに出会ったり良い結果が出たりしても、それを受け止められない傾向にある状態です。

また、じぶんが満たされていないので他の人を気遣う余裕を持つのが困難だとも言えます。

そんなじぶんがさらにイヤになり、ここにいること自体に罪悪感を感じるという負のスパイラルに苦しむことが多いです。

自己肯定感が高いことによる影響

では、逆に自己肯定感が高いとどうでしょうか。

自己肯定感が低い場合に対して、自己肯定感が高いと以下のような影響がよく見られますよ。

自己肯定感が高いことによる影響
  • ほめられると素直にありがとうと言える
  • 人の評価が気にならない
  • 経験がぜんぶ自信につながる(成功も失敗も)
  • ポジティブな言葉・考えを習慣にしやすい
  • 人に親切にする余裕を持ちやすい(じぶんが満たされているから)
  • じぶん以外に対しても肯定的になりやすい(じぶんを否定しないから人も否定しない)

じぶんに強い軸・土台があってブレないという感じがしますよね。

自己肯定感が低いときに比べて、こちらから他の人への働きかけが多いのも特徴です。

「じぶんだけでも幸せ。誰かの幸せもうれしい。」という好循環な状態だと言えるでしょう。

自己肯定感が低い影響・高い影響、どちらも僕がこれまで50人以上と「自己肯定感を上げるセルフコーチング」をしてきた経験・統計を根拠にしています。

なぜ自己肯定感が大事なのか?

自己肯定感が低い影響高い影響がわかったところで、なぜ大事なのかまとめますね。

なぜ自己肯定感が大事なのかと言えば、シンプルに「自己肯定感は生きる気力だから」ととらえるのがもっともわかりやすいです。

チャレンジへの原動力とも言えるし、失敗への耐性・回復力とも言えますね。

自己肯定感は条件付きではないし誰かとの比較もないから強いです。

もちろんミスしたとき・ピンチのときは不安もよぎりますが、それでも「だいじょうぶ。じゃあこうやってこの状況を切り抜けてみよう」と進めるわけですね。

カジュアルな言い方をすれば「メンタルつよつよ」な感じとも言えますね。

僕は人間が行動を起こすには「憧れを感じる」か「必要性を感じる」の2つしかないと感じています。

自己肯定感が高いならば、「〜しなきゃ」という焦燥感・恐怖感・不安感からの必要性に迫られたものでなく、「こうなろう!」「これいいな!」という明るい気持ちから行動を起こせるようになるんです。

ちょっと妙な表現になりますが、僕の経験上、自己肯定感が高い人・高い状態はそもそもいい意味で「じぶんにあまり興味がない」というのも実は大きな特徴だと感じています。

ありのままのじぶんが今ここで生きているだけなので、特に意識する必要もないんですね。

わかりやすく言えば、自己肯定感の高い・低いは「生きやすさ」「人生の楽しみやすさ」に大きく影響していると言えますよ。