写真の光の3つの向き・当て方まとめ。順光・逆光・サイド光での撮り方【カメラ初心者】

順光?逆光?サイド光?

こんにちは!カメラ大好きブロガーなサッシです。

撮影のとき、「3種類の光の向き」を意識していますか?

光の質や量に加えて、「どこから光が当たっているか」にも配慮できるようになると、カメラの腕がグッと上達するんですよ!

今回は、「写真撮影に役立つ3つの光の向き」についてメリット・デメリットをまとめた記事です。

「おいしい料理」や「良い表情」が撮りやすくなるので、ぜひ覚えてみてくださいね。



写真の光の3つの向き・当て方まとめ。順光・逆光・サイド光での撮り方【カメラ初心者】

まず、カメラ・写真における3つの光の向きを紹介しますね。

それは、ズバリ以下の3種類です!

  • 順光
  • 逆光
  • サイド光(斜光・半逆光)

それぞれ順番に説明していきますね。

順光

「順光」とは、被写体に正面から光が当たる場合です。

順番は、光源 → カメラ → 被写体ですね。

順光

順光のメリットは「被写体の色や形がはっきり出せる」という点です。

被写体に向かって真正面からピカーっと光が向かうので、最も扱いやすい光の当て方ですね。「真っ青な海や空」「木々の緑」の撮影に向いてますよ。

順光の場合、被写体に影が出来にくいのも特徴です。

順光
▲ケーキに影が出来ていない

反対に、以下のようなデメリットもあります。

  • 立体感や奥行きに乏しく、のっぺりした感じになる
  • 被写体にとっては眩しいので、表情が固くなりやすい
  • カメラマンの影が入りやすい

メリハリある立体感を出すのが苦手なので、料理撮影にはちょっと難しい光の当て方です。

逆光

順光に対して真逆な位置関係になるのが「逆光」です。

順番は、光源 → 被写体 → カメラになりますね。

逆光

「逆光」のメリットは、ズバリ「ふんわり感・やわらか感」と思ってください。

料理お花の撮影に向いています。みずみずしさ・ツヤが出しやすいので、いわゆる「シズル感」が表現しやすいですよ!

太陽の光の筋も出しやすいですね。

逆光
▲ケーキの手前に影

デメリットは以下のような点があります。

  • 被写体が暗くなりがち
  • 写真が白っぽくなる「ハレーション」が起こりやすい

どうしても暗い写真になりやすいので、「露出補正の調整」とセットで使うといいですよ。

レンズに強い光が入ることによって、写真が白っぽくなる「ハレーション」が起こりやすいですが、これはカメラの構造上、仕方がないんです。位置や角度を工夫してみてくださいね。

サイド光(斜光・半逆光)

最後は、被写体に横から光が当たる「サイド光」です。

「サイド光」の他に、「斜光」や「半逆光」とも言います。それぞれ、定義は以下のようになります。

  • 斜光・・・被写体に対して、「正面・真後ろ以外」
  • サイド光・・・被写体に対して、「90度(真横)」
  • 半逆光・・・被写体に対して、「真横と真後ろの間くらい」

光の向きは、光源 → 被写体・カメラ という順番ですね。

サイド光

メリットは「影が強く出やすい」「明暗がはっきりして、メリハリ・立体感が出やすい」という点です。

被写体の左右が「光と影」になりやすい光の当て方ですね。風景撮影にもピッタリですよ。

サイド光
▲ケーキの側面に影

反対に、デメリットとしては「側面に影が出やすい」ということになります。

影が気になる場合は、白い紙や「レフ板」で光を反射して調整するとイイ感じになりますよ。



まとめ

最後に、今回ご紹介した「3つの光の当て方」をまとめて並べておきますね。

  • 順光・・・メリット:「色や形がはっきり」、デメリット:「立体感や奥行きに欠ける
  • 逆光・・・メリット:「ふんわり感・やわらか感。料理にピッタリ」、デメリット:「暗くなりがち
  • サイド光・・・メリット:「影が出来やすくて、メリハリ・立体感がある」、デメリット:「側面に影が出やすい

光の向きは、これでバッチリです!

順光・逆光・サイド光に慣れたら、ディフューザで「光の質・量」やレフ板で「反射」にも意識を向けてみるといいですよ!!

カメラの光のお悩み「ゴースト」については別記事でまとめているので、ぜひ読んでみてくださいね。