VPNとは?初心者さんに簡単にわかりやすく解説

MacでVPNを設定

こんにちは!セキュリティ向上には余念がないサッシです。

もうVPNは試しましたか?ちょっと興味が出てきたところですか?

実はインターネットを使わないVPNもありますからね。

種類や基本的な仕組みをよ〜く知っておきましょう!

メリット・デメリットも含めて、このページでは以下の内容で「VPNとは?」を初心者さん向けにわかりやすく紹介しますね。

VPNとは?意味と主な役割

はじめに、意味と主な役割をはっきりさせましょう。

まずVPNとはVirtual Private Networkの略です。

日本語で言えば「仮想的な専用ネットワーク」という感じですよ。

意味は以下のように理解するのがおすすめです。

VPNとは?
物理的に自社専用の光ファイバーなどで拠点間をつなぐのではなく、通信事業者が持っている回線を利用して仮想的に専用ネットワークを作って複数拠点間をつなぐこと

iPhoneでVPNを設定
▲iPhoneでVPNを設定

回線そのものはインターネットを利用する場合も他の回線を利用する場合もありますよ。

そんなVPNの主な役割はずばりセキュリティ度の高いデータ通信です。

だから例えば社員のリモートワークのときに活躍するんですよ。

各自のPCやスマホからVPNで接続して社内ネットワークを利用してもらうことで、部外者からのアクセスを防ぎやすくなるというわけです。

ぜんぶで4つ!VPNの種類

意味・役割がわかったところで、種類を見てみましょう。

VPNは大きく分けて4つの種類があるんですよ。

回線や通信方式の違いによって以下のように分類されます。

VPNの4つの種類
  • インターネットVPN・・・インターネット回線を利用
  • IP-VPN・・・通信事業者の閉域網(※)を利用(IPという通信方式に限定)
  • エントリーVPN・・・通信事業者のブロードバンド回線(※※)を利用して閉域網に接続
  • 広域イーサネット・・・通信事業者の閉域網を利用(いろいろな通信方式を使える)

※閉域網・・・インターネットに接続しない回線
※※ブロードバンド回線・・・電話回線を利用する「ADSL回線」や「ケーブルテレビ回線」や「光回線」などの総称

まずはざっくりとインターネットを経由する・しないで分けると理解しやすいですよ。

4つの中で最も知名度があるのはインターネットVPNです。
(コストも最安)

インターネットVPNは、データのカプセル化・暗号化やトンネリングという技術でセキュリティ度を高めています。

「VPNとはインターネットを使った専用ネットワーク」と多くの人が思っているくらいVPNの代表格になっていますよ。

VPNを使うメリット・デメリットは?

種類についてもわかったところで、あとはメリット・デメリットを見てみましょう。

もちろんVPNも万能・完璧な技術ではありません。

主なメリット・デメリットを並べると以下のようになっていますよ。

VPNの主なメリット・デメリット
【主なメリット】

  • セキュリティ度が上がる

【主なデメリット】

  • 通信速度が遅くなる可能性あり
  • 導入に時間がかかる場合あり
  • コストが高めなVPNもあり

主なメリットはなんと言っても「セキュリティ度が上がる」ということです。

もちろん外部からの侵入を100%絶対に防げるわけではないですが、導入しない場合と比較すると強化される可能性大ですよ。

それに対して主なデメリットは、まず「通信速度が遅くなる可能性あり」です。

MacでVPNを設定
▲MacでVPNを設定

もっとも知名度のあるインターネットVPNだと暗号化処理などの工程が必要なので通信速度が下がる可能性があるんですよ。

インターネットVPN以外の種類のVPNは速度は安定しやすいですが、導入に時間がかかる・コストが高めという弱点があります。

もちろんコストはどの種類のVPNを選ぶかでピンキリです。

しっかり予算に応じて検討しましょう!

まとめ

ちなみに無料のVPNもありますが、速度が遅いどころかデータ転売の恐れもあるので絶対に有料を使ったほうがいいですよ。

VPNサービスを提供しているところはいくつかありますが、有名どころでおすすめはNord VPNです。

業界最大級のサーバー数というスペックがある大手の安心感があるからです。

30日間の無料トライアルができるので、ぜひ試してみてくださいね。