こんにちは!サッシです。
突然ですが、クイズです!
ブログとかの「記事」って、「文章」でしょうか?「文」でしょうか?
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・・・ちょっと迷いませんか?
はい、正解は「文章」です。
小学校の高学年〜中学校の「国語」でこういうの勉強しましたよねー。懐かしい!
今回は、塾講師歴18年の僕がお伝えする、「記事」をこんな感じに文法的に捉えてみようという記事です。
とにかく思い付いたことを書きまくっても記事なんですが、文法的なこともちょっと知ってると伝えやすさがグッと上がることもありますからね。
- 論理的・客観的に伝えるのがニガテ
- 表現のバリエーションが乏しくて悩んでる
- というか、日本人だけど日本語に自信がない・・・
(↑)こんな人におすすめな記事です。
オトナになって学び直すと、文法もなかなか楽しいもんですよ。テストとかありませんのでw
「文章」と「文」って違うの?「段落」や「文節」や「単語」との違いまでシンプルに解説!
「文章」は5層で出来ている!
冒頭でお話したように、「記事=文章」です。
辞典でも、
記事(きじ)とは現象・存在・状況などを文字からなる単語を組み合わせ、文章で表した事物を、伝えるための文章である。
– 出典:wikipedia | 記事 –
となっています。
では、「文章」はどういったパーツから成り立っているんでしょうか?
並べてみると、
- 文章
- 段落
- 文
- 文節
- 単語
という5層に分解できます。
「文章」は「段落」が固まって出来ており、その「段落」の一つ一つは「文」の塊で、さらに「文」は「文節」に、「文節」は「単語」に分解できるんです!
はい、分かりにくいですねw
シンプルに図に表すと、
という感じです。
つまり、
” 「単語」が最小単位で、「文章」が作品全体 ”
ってイメージしてもらえればokです。
具体的な文章で見てみよう!
では、「文章」が5層で出来ている様子を体感できるように、具体的な文章で見てみましょう。
例えば、こんな(↓)文章があったとします。
よく晴れたある日の朝のことだ。
「あれ?記事って、文だっけ?文章だっけ?」なんてことがふと頭に浮かんだ。一度気になると、ムズムズして仕方がない。もう朝食のトーストも手に付かなくなってしまった。
よし、書いてまとめてみよう。コーヒーを飲みながら、ペンと紙を用意した。
私は、まずネットで「文章」を調べてみることにした。スマホを手に取って画面を見ると、SNSの新着の通知が3件来ていた。「お、ちょっとインスタだけチェックしておくか。」・・・気が付くと、ラジオからお昼の12時を知らせるチャイムが流れていた。
この場合、「よく〜」から「流れていた。」まで全体を指すのが「文章」です。
じゃあ、「段落」はどうでしょうか?
今回は、4つの段落から成り立っています。
数字を振ってみると、以下のようになります。
1.よく晴れたある日の朝のことだ。
2.「あれ?記事って、文だっけ?文章だっけ?」なんてことがふと頭に浮かんだ。一度気になると、ムズムズして仕方がない。もう朝食のトーストも手に付かなくなってしまった。
3.よし、書いてまとめてみよう。コーヒーを飲みながら、ペンと紙を用意した。
4.私は、まずネットで「文章」を調べてみることにした。スマホを手に取って画面を見ると、SNSの新着の通知が3件来ていた。「お、ちょっとインスタだけチェックしておくか。」・・・気が付くと、ラジオからお昼の12時を知らせるチャイムが流れていた。
直感的・視覚的に「塊」って感じるのが「段落」です。
さらに「段落」を分けると、一つ一つの「文」になります。
例えば、4つ目の最終段落を抜き出して、それぞれの「文」にアルファベットを振ってみますね。
A. 私は、まずネットで「文章」を調べてみることにした。B. スマホを手に取って画面を見ると、SNSの新着の通知が3件来ていた。C. 「お、ちょっとインスタだけチェックしておくか。」D. ・・・気が付くと、ラジオからお昼の12時を知らせるチャイムが流れていた。
こんな具合に、A〜Dの4つの「文」で成り立っています。
そして、「文」は「文節」がくっ付いて出来ています。
例えば、最終段落の「A」の文を「文節」で区切ると、以下のようになります。
学校の国語の授業で、「〜ね」とかを間に入れて区切ったアレですw
ブロガー/ライター的には、
- 私は、まずネットで「文章」を調べてみることにした。
- 私が、まずネットで「文章」を調べてみることにした。
このように言い回しを考えるのは、「文節」的に考えているという行為になります。
最後に、「文節」を構成する一つ一つが「単語」です。
先ほどの文を例に挙げると、
- 私は、まずネットで「文章」を調べてみることにした。
- オレは、まずネットで「文章」を調べてみることにした。
- 拙者は、まずネットで「文章」を調べてみることにした。
という風に変えるのは、「単語」的に工夫している行為なんですね。
まとめ
ん〜、言葉って面白い!
最後に、「文章の5層構造」をもう一度並べておきますね。
あまりに論理的すぎる文章だと小難しくてつまらなそうですが、「・・・私の記事って、なんか伝わりにくい?」って悩んでいる人は、ちょっとこういう見方を知っててもいいかもですよ。
今回の記事の姉妹編(?)に当たる、「記事とは何か?」の記事も書いてます。
「記事の3原則とはこれ!」とかを解明しているので、ぜひ参考にしてやってください。