こんにちは😄映画大好きカヨちゃんです💓
今回は思春期の娘たちに観せたい・これなら観せられるという映画のご紹介です。
思春期の子どもたちにどんな映画をチョイスすれば良いのか?お考えの方の参考になれば幸いです♡
思春期向け映画のススメ

幼少期の私にとっての映画
映画好きなお父さんの影響で、幼少期からテレビは無いけど映画を観る機会には恵まれていた私。
お父さんと行く映画館が大好きでした。

映画は私の中でものすごく特別な出来事で、ひとたび始まれば一気に夢の世界へ。
映画のその強烈なインパクトに、ストーリーはもちろん、毎回台詞まで覚えてしまうほど😄
当時映画は多感だった幼少期の私の心に鮮烈な印象を残しました。
なので、
「わが子たちにも映画を観せたい」
その想いは自然と私の中に湧き上がってきました。
思春期向けになると?
気がつけば思春期の娘たち。
あれ?思春期には何観せたらいいんだろう?
あれ?思春期って何が面白いんだっけ?
思春期って何に喜ぶんだっけ?
しかも、わが家の場合、鑑賞中となりにちょこん♡と末っ子4歳の三女もいる場合が多々。
なので、もちろんバイオレンスやグロテスクなシーンは無し、ホラーも無理。
そしてまだリアルなセックスシーンも無し。
思春期(&4歳)に観せられる映画はこれだ

ってことで私が今回お勧めする”思春期の子どもたち(&4歳)に観せたい映画・春編”はこちら😆💓
『25年目のキス』

今回は思春期に欠かせない”恋愛(&コメディ)映画”です。
主演はドリュー・バリモア。1999年公開の米映画です。
個人的にドリュー・バリモアの人間くさいぶっちゃけ感、底抜けの明るさ、にじみでる可愛らしさが昔から大好きで、娘達に彼女の出演作をどれか観せたかったのですが、彼女の作品の中でもこれは思春期的にかなりオススメです。
簡単なあらすじを言いますと、ドリュー演じるマジメで几帳面なジョジー・25年間彼氏無しの女性新聞記者が、高校生に扮して実際の高校に覆面取材に行き、そこで起こるあれこれと彼女の恋愛模様について描いた映画です。
ちょっとぽっちゃりでハイスクール時代は高校1人気の男の子に憧れるも、「ブスのジョジー」とみんなにからかわれ、ともすればいじめられていた彼女が、また高校生に。
「今度はしっかりやるわ!私はもうあの頃とはちがうんだから」と意気込んで潜入するも、数々の失態からすっかりまたいじめられっこに。すっかり意気消沈し、助けてくれた計算クラブの数字オタク達の仲間に入り、また昔と同じような学生生活をエンジョイしていたら、上司からスクープゲットのため「一番話題のイケてる人気グループに入れ」と命じられ、「無理だわ・・・」とクビ覚悟のジョジー。
けれど学校で出会った哲学の先生となんとなくいい雰囲気になり、さらに学生時代から人気者だった弟の協力を経て、だんだんとダサい存在から学校内の人気者に。
そして迎えたプロムで学校1の人気者男子から誘われてパーティーへ。プロムクイーンにも選ばれたけれど・・・♡
という内容です。
思春期ポイントその1『リアルな学校風景』

さてそんなこの映画のひとつの思春期的見所は、何と言ってもその”リアルな学校風景”でしょう。
思春期の子ども達にとって、外国の高校生がどんな風に毎日を過ごしているのか?高校がどんな感じなのか?ものすごく気になりますよね。
わが家の娘たちもアメリカの高校生活にクギ付けですw
まず登校シーンがもうびっくり。
「えっ?車?!ジョジー運転できるの?!」
ここからですから(笑)
「アメリカは日本と法律が違って、車を運転できる年齢が低いんだよ」と説明すると、
「えー?!!!」
「いいなあ〜!」
「インチキ!」←沖縄の方言で”ずるい”の意味です(笑)
島の高校生はもちろん車に乗っていませんから、娘達の中で”車=大人の乗り物”というイメージです。
まさか国が違えば法律の違いで車に高校生が乗れるなんて・・・
とちょっとショックを受ける娘たちです。
そして学校の中でも様子もまた全然違います。
まず学校入口で空港のようなセキュリティチェックを受け、ハサミやヤスリ、カッターナイフなどの危険物(?)は没収されます。
外国の人だからかなんだかみんな島で見かける高校生よりはるかに大人っぽい。お化粧もばっちり。カップルが校内でハグしてチュウしてる・・・?!
そして学校1の人気者はいつもグループでキラキラと輝き、その人たちが学校全体をいつも動かしています。
その人気者グループに入ることがステイタスで、子どもたちの憧れ。
そして頭のいい子たちは煙たがられ、なんとなく隅のほうへ。そして、私たちがやっていることの価値が分からないのよね・・・あの人たちには。とお互いバカにし合う。
そんな常に連動する子どもたちの関係性や立場の違いが、ある種の緊張感を持って日々過ぎてゆきます。
ああーわかるーこの感じ。大人になってからみればどうでもいいことが、当時とっても大切で、ステイタスで、必死にみんな”そのときそのときの正解”を求めてさまよう感じ・・・うんうん
これぞ青春だよね!
なんて私はもはやおばさんスタンスで目を細めて眺めてしまいますが、その隣で娘たちは真剣です。
思春期ポイントその2『せつない恋物語とコメディの振り幅の広い面白さ』

ジョジーが学校で出逢った哲学クラスの先生。この人との恋愛模様がまたせつなくて。
シェイクスピアの授業でインテリな彼女が本領を発揮し、先生も「はっ」とするほどの回答を述べ印象を残します。
その後校内のあちこちで彼とふとした接点を持ち、少しずつ近づいていくけれど・・・自分は偽った高校生であり覆面取材中であることと、先生側から見たら現役高校生なのでもちろん手は出せないこと、などからお互いなかなか一歩を踏み出せないもどかしい恋。
一方、ジョジーのハイスクール時代の失敗と現在の2度目の高校生チャレンジのドタバタを面白おかしく見せるエピソードの数々に、ついつい「ぷぷっ」と笑っちゃいます。
好きな人へのアプローチの仕方も、ドジをくりかえすところも、すべてとんちんかんな昔のまま。
ひとって結局変わらないのかも。
でも・・・?
思春期ポイントその3『主人公・ジョジーのぶれないまっすぐさ』

そんな中でも、ジョジーが惹かれ合う哲学の先生との交流を通して、以前自分がハイスクール時代に感じていた焦りや自尊心の低さを「今の私はちがう」と認め始め、少しずつ変化しだすあたりからこの映画の面白さがまたさらにアップします。
とにかく可愛いの😍💓
もうドリューの魅力満載です♡
相変わらずぽっちゃりさんなのに変わりはないのですが、彼女が自分で自分の魅力に気がつき、少しずつ少しずつ開花していく感じ。
どんどん綺麗になっていくし、どんどん魅力的になっていく。
ほんとこういう表現、彼女はうまいなーと思います。
もう一度高校時代を繰り返し体験する、ということで、ジョジーが
自分の芯をしっかり持ち、他人と比べずに自分自信の力を信じる
ということに気がついてゆく。
それが一番大切なんだよと
思春期たちに映画を通して伝えようとしていると感じます。
もう少しすると新学期を迎える春。
ジョジーが新しい環境のなかで奮闘し、うまくいかず悩み、あれこれチャレンジする中で自分を認め、ひとつずつ自信をつけて成長していくストーリーは、この季節にぴったりだと思います。
娘たちの感想

娘A(中1)
高校生活に忍び込んでからまわりしているのが、会社のみんなに(隠しカメラを通して)観察されているのが面白かったのと、最後に間に合わないと見せかけて、やっぱりー!みたいなところが一番良かった♡
娘B(小五)
一番良かったのはジョジーが元お友達の計算クラブの女の子をかばって、カミングアウトして、みんなに「この場所だけがすべてじゃない。世界はもっと広いのよ」って話すところ。
以上です。ほぼネタバレですが(笑)、彼女達の感想の詳細は映画をご覧ください♪
ま、個人的に「いやいやいや・・・それはありえんだろう」という展開にツッコミいれたくなってしまう場面もありますがw、思春期チームは大いに楽しんでいました♡これぞラブ&コメディー!な大道映画ですね😄
子ども達と一緒に何かをできる時間って短い人生の中で本当に限られています。
そんななかでひとつの映画を共有できるってとても贅沢なこと。
ぜひぜひ子ども達と楽しい映画タイムを♡
かよちゃんでした😄💓