「節約ハック大百科」を読んで、ゴールは「気持ちのコントロール」なんだなと分かった【書評レビュー】

節約ハック大百科

こんにちは!「節約ハック大百科」を読み終えたサッシ(@3104nkmr)です。

本書の書評なんですが、結論から言えばこうです。

具体的な節約・貯金・投資テクニックの紹介で、しかも机上の空論が1つもない

例えば「ネット銀行の口座はほぼ全部持ってる」と言って、いろいろな切り口でおすすめ銀行を紹介してくれています。

ぜんぶ実際に試していることは、著者の松本さんの運営サイト「ノマド的節約術」の記事を読めば分かります。揺るがぬ証拠です。

もちろん松本さんは証券会社や銀行の人ではないので、特定の金融商品を贔屓することもありません。

さらに、僕はオンライン・オフラインでしばしば松本さんとお会いしているので「あ、この人は体験したことだけ素直に話す人だな」というのをヒシヒシと感じていますよ。

本書は、

節約したいさん
収入ゼロ・仕事ゼロから出発した人のリアルな体験談・具体的なテクニックで、節約・貯金への心理的ハードルを下げてほしい
 
という人にぴったりです!

・・・はい。なんかもうレビューが終わってしまいそうですね(笑)

実用的な知識・テクニックは実際に本書を読んでもらうしかないので、以下では僕が「節約ハック大百科」を読んでもっともグッときたポイントを紹介しようと思います。

それは「ゴールは気持ちのコントロール」ということです。

満足感・幸せを感じられるかどうか

節約ハック大百科正面
本書では「生きるためにそれは必要か」ということが繰り返し出てきます。

その原体験として紹介される「お菓子」の話がすごく印象的でした。

松本さんは小学生の頃ポテチなどが大好きで、高校の部活の帰りはいつもコンビニで何か買って食べていたそうです。

でも、いろいろな無駄使いが原因でお小遣いを下げられてしまい、そこから不要なものを買わない第一歩を踏み出していったとのこと。

いまの松本さんからは超意外な話です(笑)

前に松本さんがうちに泊まりにきたとき、僕が「あ、ここ最寄りコンビニだけど、なんか買っていきますか?」と聞いたら「水があるから大丈夫です」って言って何も買わなかったですからね。(松本さん、ほんとにいつもほぼ水しか飲んでない)

そもそも何かを買うという行為って、「満足感・幸せを感じる」ためですよね。

つまり、生きている中で「何があれば自分は満足か、幸せか」を知っていることが肝心なわけです。

そのことを本書では以下のように表現しています。

お菓子だけではなく、今生きていくために必要なものと、そうでないものを見分けることは大切です。

– p161 –

本書を読んでいて、アフリカだかアマゾンだかで自然とともに暮らしている人たちのエピソードを思い出しました。

「食べ物を探す・食べる・寝る」というシンプルな生活の彼らに、インタビュアーが「他に楽しみはないの?」と質問したんです。

すると、彼らは不思議そうな顔でこう答えました。

「?? 他に何をする必要がある?」

自分の気持ちが「満足感・幸せ」で満たされていればそれでokなわけですね。

お金がなくても自然体

節約ハック大百科背表紙
もう1つ、「カウチサーフィン」の話が好きです。

生活するのがやっとだった2012年あたり、松本さんは無料で「カウチサーフィン」で泊まりに来る人に料理を振る舞ったりしていたそうです。

僕、なにげにここが松本さんのいちばんすごいところだなと感じました。

だってお金があるときに人にやさしくする・気前よくするのはかんたんですよね?

でも、松本さんは「お金がないときに人のために時間・お金・エネルギーを惜しみなく使っていた」んですよ。

これで松本さんは「お金がなくても自然体」がさらに身についたんじゃないかなという気がします。

そんなお金が無い時代の心のあり方について、松本さんは以下のように振り返っています。

今思えば、生活がギリギリだった頃から、利己的な考え方ではなかったのが良かったのかもしれません。

– p185 –

お金が無い状態を抜けるためには、お金が無いときの「気持ちのあり方・ふるまい」がかなり鍵を握っているんでしょうね。

さいごに

本書のサブタイトルは「この1冊でお金に困らない」です。

実際に松本さんは「お金への不安はもう無い」と言っていますが、それは数字の上で支出が減ったとか収入が増えたというだけではないって感じます。

本質的には「気持ちをコントロールできるようになった」ということなんだと思います。

もともと理性的な人だとは思いますが、節約・貯金・投資を通じて「気持ちのコントロール」に磨きをかけていく成長ストーリーが本書から感じられましたよ。

気持ちの面も実利的なことも机上の空論いっさい無しで学べるので、「この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科」は本当におすすめの1冊です。