「おいおい、そんなこと当たり前だろ?」
「なんでそれくらい出来ないの?」
こういうセリフ。
子どもや後輩に対して、つい口に出してしまいがちですよね!
自分からしたら常識なことの分かっていなさに、イライラ。
心の中で、「前も言ったよね、これ?」
イライライラ。
こめかみ辺りに怒りマークがひとつ、ふたつ、みっつ…。
こんな時、その場で分かるまで何度でも言うべきでしょうか?
待ちましょうね。
カツオを叱る波平さんのように、
正座で小一時間絞ってやろうか!?
そんな時は、グッと抑えて。
待ちましょう。
そこで雷落としたら、未来永劫同じことの繰り返しです。
せっかくの成長の芽をぷっつり摘んでしまいます!
ここは、じっと待ちましょう。
いきなりの雷様登場は、ちょっと順番が違うんです。
優先順位がもっと上のことがあります。
それは、叱る前にまず、自分自身に問いかけることです。
自分は出来てた?
失敗した子どもや後輩にいきなりドスを効かせる前に、
まずは私たちが自分に問いかけましょう。
「そいつの年齢の時、自分は出来てたか?」
これです!
自分のことを棚に上げていないか?
まずはそこから始めましょうね。
だいたい私たち、自分を最上階に上げまくりですからねw
「年相応」
それがポイントになってきます。
昨日の我が家の場合
事の発端
昨日、年相応を感じさせる事件がありました。
「ただいま~。」と僕が夕ご飯に家に戻ると、
食卓で準備している長女&三女の姿。
あれ?次女の姿がありません。
どうしたのか、キッチンのお嫁ちゃんに尋ねると、
「落ち着くまで引き離した」
とのこと。
どうも、次女と三女がケンカをして、
激しく両者ヒートアップしたらしいです。
お?
どした?!
話を聞いてみると、事の発端は夕方。
僕が家に戻るほんの5分前。
次女が夕食の準備にテーブルを拭こうと、
置いてあった透明のコップに手を掛けました。
するとその途端、三女が
「だめええええええええ!!!」
と叫び出したそうです!
あ~なるほど。
あ、ちなみに三女はまだ三歳です。
そのコップ、昼間に僕も一緒に置いたから、
三女が絶叫した理由がよく分かります。
それ、コップじゃなくて花瓶なんですよ。
実は、昼間に水入れて小さなお花を数本差してあるんです。
三女が自分で飾った、ご自慢の花瓶。
その宝物を、次女がどかそうとしたものだから、
反射的に「だめええええええええ!!!」となってしまったんですね。
納得。
で、それに対して次女。
「ハイハイ。ちょっと待って。拭いたらすぐ戻すからね。」
で済ませられたらいいんですが、
一瞬で沸点に達してしまいました!
ぷつーん。
「じゃあ、おまえがごはんの準備全部やれよ!」
ってな感じで、ブチ切れてしまったとのことです。
三歳児に「全部やれ」ってw
あ、次女はちなみに十歳です☆
気持ち180°ターン
そんな事件の全貌を、僕は夕食もぐもぐしながら聞きました。
(ちなみにマーボー春雨。ごはんに乗せて、まいウマだった~♪)
いきさつを聞いて、次女に一瞬口にしかけたんですよ。
「お前な~、幼児相手に何やってんだよ。それくらい流せよ~。」
って。
でも、次女の顔をみて、すぐ浮かべました。
「…まだ十歳だもんな。ついこないだまで、低学年だもんなぁ。」
さらに、次女の神妙な面持ちに気づかせてもらいました。
「本人も今自問自答してるみたいだから…よし、今は何も責めることないな。」
僕の一瞬ピクッときた気持ちも、すーっと抜けてくれました。
方向性を180°変えて、
「ハナ、大変だったな。いきなり私たち大人のようにはできないから、
ハナはハナなりに成長していこうな。」
と頭をなでるだけにしておきました。
(※ハナ=次女の名前です。)
次女も、涙目で黙って頷いていました。
マーボー春雨頬張りながら。
よかった、よかった。
いい日、春雨。
叱るときは、相手の立場から
僕が気を付けている習慣、
「叱るときは、まず相手の立場になってから。」
これが身について、本当によかったなぁと思います。
年齢差を無視して頭ごなしに要求しても、
子どもや後輩は途方にくれるだけですからね。
人生の先輩の常識を押しつけられるって、
下の世代にとっては、
いきなり宇宙の広さを突き付けられるようなもんです!!
年相応に、個人差も考慮していきましょうね。
ほら、子どもや後輩に、
「パズドラなんかやってる暇あるのか!?」
なんて威勢を張ってるアナタ!
アナタもその頃、おサルのようにファミコンしてませんでしたか!?
たまごっちか!?ポケベルか!?
え~と、テトリンだっけ?あの携帯できるちっちゃいテトリスか!?
みんな最初からオトナじゃないですからね。
待ってあげましょうね。
「失敗したら、その都度アドバイス」のつもりで。
「受け入れられる器」が備わる時がきっと来ますからね!
おいしいごはん食べて、じっくり待ちましょうね。
いい日、春雨。
じゃあ、今回はこんなところで!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
よかったら、お気軽にコメントしてくださいね。
「まいうま」のダンナの方、サッシーがお送りしました。
それではまた。
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