こんにちは!移住4年目になりました、サッシです。
先日、久米島の移住・定住促進チーム”島のコンシェルジュ(略して島コン)”の活動拠点となる名家を改装した古民家「仲原家」のオープンイベントがありました。なんと、そこで僕の自作の歌、「移住の歌」を歌わせていただきました!

格式ある古民家でのミニライブ。いや~感慨深かったです♪
「今の環境、変えてみたいなぁ」と思っているみなさん。
「移住って興味あるけれど、どこから手をつければいいのかな・・・」なんてお困りではありませんか?
そんなアナタのために!実際に「カネ無し」「コネ無し」「仕事無し」だけど「子ども3人あり」で東京から沖縄に移住した僕がオススメする移住サイト格付けガイド、それが「イジュラン」!!
移住の本を読み漁って、移住のサイトを穴の空くほど見てきた僕が、全国の市区町村をあいうえお順に紹介していき、各市区町村がどれだけ移住・定住促進に向けて熱意を持っているかをwebサイトやSNS等から勝手に格付けしていきます!
あくまで第三者の視点から、そして移住経験者の立場から評価していきますので、良いところもイマイチなところも遠慮なく言わせていただきますよ!移住に少しでも興味をお持ちのアナタのお役に立てれば幸いです。
では今回は、「赤村」、「赤井川村」、「赤磐市」です!!
赤村
では、トップバッターは福岡県の赤村です。読み方は「あかむら」ですね。

画像出典:赤村役場公式サイト
まずは基本情報からいってみましょう!
基本情報
面積は約30㎢、人口は約3,000人。
小学校は2つ、中学校は1つ、高校はありません。病院はクリニックが一軒ですので、大病院が必要な際は近隣の市区町村に通う形になります。
鉄道は平成筑豊鉄道の田川線が走っており、「源じいの森駅 – 油須原駅 – 赤駅 – 内田駅」が利用できます。村内にバスは走っていません。
ちなみに、ゆるキャラは「源じいさん」です♪

「源じいの森公園」は森深い中にある自然公園で、川遊びやキャンプはもちろん、なんと温泉まで!宿泊施設もロッジやバンガローなど多彩なので、温泉に浸かりつつ何泊かのんびりとかいいですね〜。

画像出典:源じいの森公式サイト
廃路線を利用して、観光用にトロッコ列車「赤村トロッコ油須原線」が月に一回程度運行しているので、レトロな乗り物好きにはたまらないですね♪
移住サイトチェック!
では、赤村の移住サイトをチェックしてみましょう。
「赤村 移住」で検索!スターン!
お、ほうほう。
なるほど。独自の移住サイトは無いようですね。
総務省の「全国移住ナビ」に加えて、福岡の移住サイト「福がお~かくらし」に登録がありますね。一般社団法人 移住・交流推進機構の「ニッポン移住・交流ナビ JOIN」には参加していないですね。
YouTubeには、先ほどの「福がお~かくらし」内での移住者インタビューでインド料理屋を開いているインド人の方の動画がありますが、赤村独自の移住促進動画は無いようです。
さて、では唯一の情報源、役場のサイトを覗いてみましょうか。

画像出典:赤村役場公式サイト
どれどれ・・・
ふむふむ。ふむ。
・・・・・無い。
んーーーーーー、残念ながら特に移住促進情報は見当たりませんね。
実は、ちょっと期待していたんですよ。webで検索掛けて見つけた「あか村まち・ひと・しごと創生総合戦略 あか村人口ビジョン ~小さくても輝きつづける村へ~」という2015年12月策定の総合政策のpdf。その中で、「赤村の教科書・魅力本(移住マニュアル)」「来んね赤村(空き家活用)」「赤村に住まん課 (定住促進課)」の三つを重点プロジェクトとして位置付けているんです。
「お、役場のサイトでもどーんと掲げちゃってるのかな!?」なんて期待していたのですが、まだ実行されていないようですね。残念です。
サイトのどこを探しても特に移住促進のコーナーは見当たりませんね。
Facebook・Twitterにも移住促進の公式アカウントは無いようですね。
地域おこし協力隊も入っていないようです。
赤村の星の数
では、移住サイト格付け「イジュラン」の評価を発表したいと思います。
最低ランクが「星無し」で、最高ランクが「星三つ」です。
心の準備はいいですか?
赤村は……星無しです!!!
あぅぅぅ。
特に移住促進を押し出したものが見受けられないので、仕方がないですね。
村の総合政策で移住促進の目標を打ち出してはいるので、ぜひそれを役場の公式サイトでどーんと掲げたり、独自サイトを起ち上げたりして発展させていってほしいと思います!
赤井川村
続きましては、北海道の赤井川村です。読み方は、「あかいがわむら」ですね。

画像出典:赤井川村役場公式サイト
まずは基本情報から!
基本情報
面積は約280㎢、人口は約1,100人。
小学校は2つ、中学校は1つ、高校はありません。病院は診療所が一軒ですので、大病院が必要な際は札幌市や小樽市等の近隣の市区町村に行くことになります。
鉄道は走っていないので、クルマ移動が中心となりますね。
ちなみに、ゆるキャラは「あかりん」です☆

画像出典:赤井川観光協会ブログ
道内でも有数の豪雪地帯であり、また噴火口に人が住む日本で唯一の村としても知られています。
「日本で最も美しい村連合」の一つであり、景観保持に向けて意識的に取り組んでいる自立心の高い村であると言えますね。
大型スキー場「キロロリゾート」ではスキーに加えて温泉も堪能でき、スキーシーズン以外にもハイキングやゴルフが楽しめます。同じ名前が縁で、女性デュオ「Kiroro」とタイアップを結んだこともあるそうで。北海道と沖縄の夢のコラボですね♪
移住サイトチェック!
ではでは。移住サイトチェックいってみましょうか。
「赤井川村 移住」で検索ぅ!ッターン!!
むっ。むむっ。
・・・・ほうほう。
独自の移住サイトは無いようですね。役場の公式サイトに集約されているようです。
お!おお!
役場の公式サイトには、「観光・移住」のバナーがしっかりと!いいですね~。

画像出典:赤井川村役場公式サイト
総務省の「全国移住ナビ」に加えて、一般社団法人 移住・交流推進機構の「ニッポン移住・交流ナビ JOIN」、そして北海道の移住サイト「SHIFT LIFE 北海道」にも登録があります。
YouTubeには特に移住促進の動画は無いですね。
役場サイトチェック
では、あらためて役場の公式サイトを詳しく覗いてみましょう。
「観光・移住」から入ると、「赤井川村移住・定住支援事業」のページに進めます。あ、ちなみに画面の右の方に並んでいるサイドバーの中の「むらに戀してみませんか」からも行けますね。

画像出典:赤井川村役場公式サイト
注目すべきは、そのページの一番下!
一番下の方まで進むと、村の移住施策をまとめたpdf、「赤井川村移住・定住支援事業パンフレット」に辿り着けます。
「むらに戀してみませんか」と銘打ったこのパンフレット。中に赤井川村の移住政策が端的にまとまっているのですが、いや、項目は多くないけれどなかなか充実したメニューですよ!
「赤井川村に10年以上居住する方へ、300万円の住宅建設資金を支援します。」という看板政策に加えて、僕は「2歳から保育料は無料」とか「小・中学校の給食費は無料」とか何気にスゴイと思いますよ!

画像出典:赤井川村移住・定住支援事業パンフレット
うちみたいに娘3人いると、給食費だけでけっこう掛かりますからね~。
全6ページと短いながらも、村の移住推進への施策が端的に伝わるつくりになっています。
最後にちょろっと出てくる、「冬の雪国も楽しいです(本人の気持ち次第)」っていうフレーズが僕はツボですw

画像出典:赤井川村移住・定住支援事業パンフレット
他にも、総合計画で2060年の村の人口の目標を「1,000人」と現実的な数値に設定しているところもいいですね。人口減少への意識の高さが伺えます。
役場のサイトチェックはこんなところですね。
地域おこし協力隊の方も現在3名ほど入りつつ、まだ1名募集しているようです。
特に移住促進に向けたTwitter・Facebookは無いようですね。
赤井川村の星の数
はい。では、格付けタイムに入りましょうか。
移住サイト格付け「イジュラン」の評価を発表したいと思います。
最低ランクが「星無し」で、最高ランクが「星三つ」です。
よろしいですか?
赤井川村は……星一つです!!!
パチパチパチ。
いや~すごい悩んだんですよ。先ほど申し上げたように、移住促進への政策はなかなかいいものを揃えているので。でも、そのせっかくの良質な施策も、まだ伝わりづらい形なのが現状だと感じます。
中身はいいものが揃っていますので、イジュラン的には独自サイトを起ち上げたり、SNSに力を入れたりして、もっと情報発信に努めてほしいと思います。
地域おこし協力隊の方々が愛着たっぷりの新聞を発行していらっしゃるので、ぜひFacebookページ等も起ち上げてさらに熱意たっぷりに発信していってほしいと思います!
今回は泣く泣く、限りなく星二つに近い星一つとさせていただきます☆
赤磐市
今回のイジュランのラストを飾るのは、岡山県の赤磐市です。読み方は「あかいわし」ですね。

画像出典:赤磐市観光協会
まずは基本情報からいってみましょう!
基本情報
面積は約210㎢、人口は約43,000人。
小学校は12校、中学校は5校、高校は1校。小・中は学校選択制で、学区外でも自宅に一番近い学校を選ぶことも可能です。市立病院はありませんが、病院は豊富にあります。
鉄道はJR山陽本線の熊山駅があります。お隣の瀬戸町の瀬戸駅も近いですね。
ちなみに、ゆるキャラは「あかいわモモちゃん」です。うちの長女の名前と一緒ですw

画像出典: 赤磐市公式サイト
さすが岡山。モモちゃんのような愛らしい桃に、ピオーネやマスカットの名産地であり、ワイナリーも豊富です。たまりません☆
「お笑い赤坂亭」という寄席が、笑いで健康を目指そうと全国初の公営寄席として作られたのも面白いですね♪
移住サイトチェック!
では、移住サイトチェックに参りましょうか。
「赤磐市 移住」で検索ー!タタンッ!!
お。おおお。
おお!
「おかえりあかいわ」というUターン・Iターン希望者のための独自サイトがあります!「その気にさせる赤磐暮らしメディア」ですって!すばらしい~。
し、しかも!しかもですよ!?
スマホアプリまで開発しとる。
うおーーー!やりますねえ、赤磐市!!

画像出典:おかえりあかいわ
イジュラン史上、ここまでやる市は初めてです!!
ん~いいですねえ。
独自サイトもありつつ、役場の公式サイトもしっかり移住促進しています。
ほら、たしかに移住・定住支援の文字が!

画像出典:赤磐市公式サイト
すばらしいじゃないですか~。
クリックして進んでみると、決してメニューは多くないですが、「住まい探し支援サービス」や「空き家情報バンク」等があり、しっかり更新されて機能していることが確認できます。
「住まい探し支援サービス」は、移住・定住相談窓口を介さずに物件検索システムだけ使ってくれてもokとしているところが余裕があっていいですね。選択の余地があるっていうのは利用者にはうれしい配慮です。

画像出典:赤磐市公式サイト
「赤磐市PR動画」もトップページにバナーが置かれていて、14分に及ぶフルバージョンや3分で観られるダイジェスト版が楽しめ、よく作られた役場公式サイトです。
「ふぁみりんくる」という子育て情報サイトも独自に立ち上がって機能しており、大したものです。
やりますね~赤磐市!
他にも、総務省の「全国移住ナビ」に加えて、一般社団法人 移住・交流推進機構の「ニッポン移住・交流ナビ JOIN」にも登録しており、岡山の移住サイト「おかやま晴れの国ぐらし」にも情報があります。
余談ですが、岡山県全体のPRサイト「ようこそ晴れの国おかやま」は必見です!全27市区町村のそれぞれのテーマソング、岡山県の絵描き歌等、爆笑コンテンツ満載ですw
YouTubeには先述した独自移住サイト「おかえりあかいわ」のチャンネルがあります。まだ一本しか動画は上がっていませんが、超濃厚な一本です。アイキャッチ画像にこれを選んだセンスに脱帽ですw

そして、Facebookには「おかえりあかいわ」をプロデュースしている「あかいわに戻ろうプロジェクト」のページと赤磐市地域おこし協力隊の皆さんのページがあります。
Twitterには特に移住促進の公式アカウントは無いようですね。
赤磐市の星の数
では、格付けタイムに参りましょうか。
移住サイト格付け「イジュラン」の評価を発表したいと思います。
最低ランクが「星無し」で、最高ランクが「星三つ」です。
皆さん、いいですか?
赤村は……星三つです!!!
うわーーー!パチパチパチ!!
出ました、久々の星三つ!きらーん!!
実はね、ちょっと迷ったんですよ。星二つにするか、三つにするか。
それは、市の政策という点。というのも、独自サイトを見ても役場の公式サイトを見ても、肝心の「うちの市はこういう施策で移住促進していますよ!」「うちの自慢の行政サービスはこれ!」という政策PRとか、「こういう人に特に移住して来てほしいと思っています!」というターゲット層の設定とかが一見して分からないんです。
でも、まさにそういった内容が一覧できる移住・定住促進パンフレットを作成するところを公募し、作っていこうという段階に入っているということが分かるpdfが確認できました。だから、まだまだ移住推進していこうという熱意ありで、きっと2017年中にはその問題も解決するだろうと判断しました。
例えば子育て世代に魅力的なポイントは何なのかということがまだ分かりにくいのですが、移住促進への飽くなき探求心を感じます。
赤磐市の移住促進サイトの「おかえりあかいわ」はまだコンテンツは少ないですが、個性的な切り口からローカル色を際立たせていてオリジナリティ抜群のサイトです。ぜひご覧あれ!
赤磐市、お見事です☆☆☆
まとめ
いかがだったでしょうか、移住サイト格付け「イジュラン」。
今回は、
赤村(福岡)…なし
赤井川村(北海道)…☆
赤磐市(岡山)…☆☆☆
という結果になりました!
赤磐市のwebマーケティングっぷりはお見事でしたね~。
以上は2016年10月現在のデータを基にお伝えしています。最新情報との食い違い等ありましたら、ご指摘いただければ幸いです。
今の環境を変える第一歩として、転職支援サイトを覗いてみるのもオススメですよ。
「ワークポート」や「DODA」は移住希望者にも力を入れてますね。
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自分の適性を見つめ直したい人は、「リクナビネクスト」の「グッドポイント診断」をしてみるのがオススメ。新しい自分が見つかって面白いですよ。
東京から沖縄に移住した我が家は、行政の支援ゼロで自力で家を見つけ、仕事は自営業を始められましたが、ほんとラッキーでした。市区町村の支援は、あるに越したことはありません!移住のハードルは低ければ低いほうが、人の流れが活性化して良いです。
概して、移住者を歓迎してくれるところは、webサイトやSNSを心を込めて作っています。そうやって情報発信に努めてくれている市区町村が、移住者への支援が手厚い確率は高いですよ。
ちょっとでも移住に興味のある方。移住サイト格付け「イジュラン」が少しでもお役に立てれば光栄です。
では、今回はこんなところで。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
よかったら、お気軽にコメントしてくださいね。
「移住先選びに役場に電話してみるとか意味ある?」なんて相談も大歓迎です。
「まいうま」のダンナの方、サッシーがお送りしました。
それではまた!
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