ひとりで立って、笑顔を浮かべてほくそ笑む。「『のび太』という生きかた」に確かめさせてもらったこと【書評・感想レビュー】

のび太という生きかた

こんにちは!「『のび太』という生きかた」を読み終わったサッシ(@3104nkmr)です。

みんなが薄々気づいていた「のび太って、実は人生の勝ち組じゃね?」という疑問。

それを見事に言語化してくれた良い本でした。

今回は僕が「あ、やっぱそうだよね」と特に心に響いた2つのポイントを紹介します。



ひとりで立って、笑顔を浮かべてほくそ笑む。「『のび太』という生きかた」に確かめさせてもらったこと【書評・感想レビュー】

「『のび太』という生きかた」とは?

まず、かんたんに本書の紹介をしておきますね。

「『のび太』という生きかた」は、教育学博士であり「ドラえもん学」で有名な 横山泰行さん によって書かれました。

「ドラえもん学」を研究している方だけあって、「ドラえもん」を読み込んでいる量が半端ない!(全作品を100回以上読んでいるらしい)

序章から第8章に渡って、ぜんぶで37の「のび太メソッド」を通して人生に大切なことを親しみやすくシェアしてくれます。

やさしさとは「自立」

のび太という生きかた表紙
僕が「『のび太』という生きかた」を読んで大きく感じたことの1つ。

それは「やさしさとは自立である」ということです。

いつもドラえもんに頼りっぱなしなのび太。でも、いざというときには「ドラえもんが居なくても大丈夫だって、安心させたい」と自分で立とうとするのび太の姿がすごく好きです。

僕は2018年の3月に離婚しましたが、一言では表せないその理由の1つに「自立できていなかった」ということがあると思っています。

精神的にも社会的にも、お互いに自立しきれていなかったことが「やさしさが足りない」ことにつながっていたんじゃないかなという気がしますね。

そのことについて、この本ではドラえもんが未来に帰っていなくなってしまった「帰ってきたドラえもん」を引き合いに、「のび太メソッド35」として以下のように表現しています。

当たり前の人間関係こそ大切にする。でも依存し過ぎない

– p162 –

「頼る」ことと「依存する」ことの境目は難しいけれど、自分が自立することが人へのやさしさの第一歩なんだと感じています。

人の笑顔を楽しみにするやさしさ

のび太という生きかた裏表紙
もう1つ、僕が「『のび太』という生きかた」を読んで大きく再確認できたこと。

それが「人の笑顔を楽しみにするやさしさ」です。

ちょうどこの本を読む3日前くらいに、友人のブロガーがある女性ブロガーのことを以下のように言っていました。

「ツイッターとかではアレだけど、実際に一緒に過ごすと、とんでもなくいい人。『もう人に幸せになってもらうことにしか興味がない』って言ってたし」

又聞きの話なので事実のほどは分かりませんが、この話と「のび太」が重なりました。

僕もこれは常々感じています。「あ、これあの人好きそうだな〜」って思った瞬間って、シンプルに楽しいですよね。

合理的に考えたって「相手がうれしい」+「自分もうれしい」で2倍お得じゃないですか(笑)

この「利他の精神」について、のび太がしずかちゃんのために身を引こうとする話を引き合いにした「のび太メソッド36」の中で、著者の横山さんは以下のように表現しています。

利他の精神を発揮しても、誰にも気づかれないかもしれません。ですが時間が経てば、「利他の心」は必ず相手に伝わり、心を動かすことにつながります。
– p169-170 –

うまく言えないけど、なんかここ数年の「わたし流の」とか「自分らしく」が必要以上に溢れかえってる感じがどうも僕は苦手です。

寓話「北風と太陽」じゃないけど、相手を温めて笑顔にするやさしさがあってこそ、自分も輝けるんじゃないかなと思います。



さいごに

誰もがよく知っているドラえもんの話だし、ページ数も200pにも満たないのであっという間に読めてしまいますよ。

「のび太」という生きかた」は、なんとなく私たちが感じてきた「のび太のすごさ」を見事に言語化してくれているおすすめの1冊です。