こんにちは!「ゴールは共感」がテーマなサッシ(@3104nkmr)です。
今回は、僕の親友の映画監督「MXU」さんへの「共感と5つの家族のあり方インタビュー」をお届けします。
最近の世の中を「ネガティブな社会」と思っていたMXU監督が、映画撮影に参加してくれた人たちに「なんでここまで関わってくれるのか分からない」と感じ始めたエピソードが印象的でした。
「なんでここまで関わってくれるのか分からない」:映画撮影を通して感じる共感
▲MXU監督と映画のチラシ
MXU監督:はい。よろしくです。
サッシ:MXU監督が「嬉しかったこと」というと「映画に参加してくれたこと」とのことなんですが、最新作「BADDREAM」では何人くらいの役者さんが参加したんですか?
MXU監督:だいたい70人くらいですね。スタッフを含めたら100人以上です。
サッシ:ひゃ、100人!す、すごい人数だね!!(※10年来の友人なので、ふつうにタメ語です)
MXU監督:テーマがアレ(注1)なんで、ほんと誰も参加してくれないかなーって思ってたんだけどね。
実際に、参加を打診したら音信不通になったり、「ふざけんな!」って怒鳴られたことはあったし。
サッシ:うおぉ・・・壮絶だね。
MXU監督:ヒロインは最初に考えていた人がダメになってしまったから、本当に街へ繰り出してスカウトしたんだよ。新潟駅の周辺とか、コミケ会場とか。
サッシ:へー。コミケ会場とか、興味ある人多いかもね。
▲監督の地元、JR新潟駅
MXU監督:それで、とあるフリーマーケット会場で見かけてピーンと来た人がいたので、声をかけたんです。僕ともう一人のスタッフというおっさん2人が、台本を片手に「あの、僕ら映画を撮ってまして・・・」って。
どう考えても怪しいよね(笑)
サッシ:うん、怪しさしか無いね(笑)でも、それで快諾してもらえたんだ?
MXU監督:いや、実は最初は断られたんだ。
でも、なんとすぐその後でその人が自分から「やっぱり興味あるんですけど」って電話してきてくれて。
サッシ:ええっ!そ、そんなことってあるんだ。
MXU監督:声をかけたとき、彼女のお母さんも一緒にいたのだけど、お母さんが「まぁ、悪い人じゃないと思うよ〜」って言ってくれたので、一歩踏み出せたらしいです(笑)
サッシ:なんと(笑)
MXU監督:それで、そのヒロインの彼女は最後の最後まで撮影に関わってくれて。
サッシ:おお〜それは嬉しいね。
MXU監督:彼女もそうだけど、他の人たちもなんで最後までずっと関わってくれたのか、いまだに分からない。みんなほとんどギャラも無いボランティア状態なのに。
サッシ:あー。
MXU監督:「なぜ参加したのか」って、みんな教えてくれないんだよね。オレがFacebookグループで熱く語っても、ほとんど反応無いし(笑)
サッシ:(笑)
MXU監督:でも、言葉にならない何かで繋がっているんだなーって感覚はあって。
オレは、今の世の中ってネガティブで、共感力と真逆な方向に進んでるなーって思ってるのね。でも、今回の映画を作っていく中で、なんか「希望」はあるなーって感じられて。
口には出さなくても、みんな内に秘めた熱いモノがあるんだって感じました。
サッシ:なるほどー。
MXU監督:この映画は、我慢強くて「粋(いき)」な新潟県民だから出来たことかもしれない。って、新潟PRもよろしく(笑)
サッシ:はい(笑)
MXU監督の「5つの家族のあり方」
▲MXU監督と行ったラーメン屋にて
後半は、まいうま的「5つの家族のあり方」をMXU監督に聞いてみました。
回答は以下のように。
- ポリアモリー(複数人と同時交際)はあり?・・・なし
- 別居婚スタイルはあり?・・・あり
- 契約婚(期限を更新制)・・・なし
- お互い家計にいくら入れればok?(共働きを前提)・・・10万円
- 子どもは欲しい?(実子・養子問わず)・・・欲しい。子どもは好き(いなくてもok)
インタビューしている中で、MXU監督には「ポリアモリー的な傾向は無い」ということが判明したのが印象的でした。
サッシ:ポリアモリー指向の人だと、「リセット」とか「上書き」って感じじゃないんだよね。並行して追加される感じなので。
MXU監督:あーーー。オレは(ポリアモリー傾向は)無いわ。うん、無い無い。新しく好きな人ができると前の人が「リセット」されるもん。
サッシ:うんうん。その感じだと、MXU監督にポリアモリー的な傾向は無いと思うよ。
▲新潟は日本海に面しています
契約婚に関しては、「まぁ結婚自体が契約ではあるけど、それでもなんか(結婚の更新は)役場の手続きっぽいのでイヤ」とのことです。
ちなみに、「相手が専業主婦もok」だそうですよ。
「オレは(家事に)向いていないから、自分が専業主夫は無いかな(笑)」とのことでした。
さいごに
MXU監督は最新作の「BADDREAM」のように「多様性・共生」をテーマにした作品づくりをライフワークにすることを考えているそうですよ。
「BADDREAM」は部分的にYouTubeでも公開しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。