情報と情愛は混ぜるなキケン。「情報だけ武器にしろ。」の書評・感想レビュー

情報だけ武器にしろ。

こんにちは!「情報だけ武器にしろ。」を読み終えたサッシ(@3104nkmr)です。

情報を活かすも殺すも情熱次第だし、いくら愛し合っていても情報と情熱は切り離したほうがいいな。

僕はこの本を読んでそう感じましたよ。

今回は「情報だけ武器にしろ。」の書評・感想レビューです。

情報発信を生業としているプロブロガーという立場から現場の声(?)をお届けします。

「情報だけ武器にしろ。」とは?【ネタバレなし】

まず、「情報だけ武器にしろ。」とはどんな本なのか。書評をお届けしますね。

情報だけ武器にしろ。の表表紙

本の作者は著書「多動力」でも有名な堀江貴文(ホリエモン)さん。

「情報だけ武器にしろ。」はタイトル通り情報の収集・発信のノウハウに関する本で、以下の5つの章に分かれています。

「情報だけ武器にしろ。」の5つの章
  1. 情報は「狩り」にいけ!
  2. 情報を所持することは、未来を見抜くことだ
  3. 誰でも技術を学べる時代
  4. アウトプットするから情報が価値を持つ
  5. おかしな情報はスルーする

この本の中で、作者の堀江さんは未来には「絶対的未来」と「相対的未来」の2つがあると言います。

堀江さんの豊富すぎる体験談をもとに情報との付き合い方やインプット&アウトプット術を紹介して、「未来を見抜ける自分」になるヒントをくれる1冊です。

タイトルからいわゆる「収入コンプ」「コミュ障」「学歴コンプ」や「情弱」あたりの人がターゲットかなと思われますが、読んでみるとそこは予想通り。

でも「だからお前らオレのサービスを買え!」みたいなことは一切ありません。

本の内容としては「社内でこんなふうに頑張れ」というよりは「個を確立していこうぜ」という方向性なので、1社でずっとがんばっていこうという人よりは副業・複業やフリーランス・起業に関心がある人の背中を押してくれると思います。

独創性のかたまりみたいなイメージがある「ホリエモン」こと堀江さんですが、彼のアイデアが「吸収した情報をかけ合わせて実践してみてるだけ」と堀江さん自身が解説しているのが面白いです。

この本の中で出てくる「北海道での配送ロボット」や「黒字が続いている書店」の話でそれが感じられますよ。

情報だけ武器にしろの裏表紙

「情報の扱いの話」というとなんだかドライな無機質な感じがしますが、なんとそのカギを握るのが「情熱」というのもこの本の面白いところ。

「日本酒ビジネスに手を出そうとする人の話」や「19歳の孫正義さんの『30代で1,000億円』の話」を引き合いに、情報の扱いに長けるには情熱が必要ということも感じさせてくれるのが僕のお気に入りポイントです。

言ってみれば、情報そのものは集めるだけではただのゴミですからね。溜まっていくチラシや新聞紙みたいなものです。

でも、文字通り情熱という火種によって一気に燃え上がって人を魅了することもできる。

いわば「情熱は情報の起爆剤」なんだなとあらためて感じさせてもらいました。

まとめると、この本は社内・家庭よりも「個として生きる社会」を舞台にしたやさしいビジネス書ですね。

専門用語はほぼ無く、ページ数も200ページくらいなのでスルスル読めますよ。

情報と情愛は混ぜるなキケン。とことん個人的な感想レビュー

続いては、「情報だけ武器にしろ。」のとことん個人的な感想レビューです。

さきほど「情報と情熱」のお話をしましたが、今度は「情報と情愛」についてです。

この本の中で「情報収集にあたって、相手選びは大事」ということが出てくるのですが、そこから僕は「いくら親に感謝していても、21世紀の生き方を親から学べるとは限らない」ということを強く感じました。

ちょっと強めに言い換えれば「明らかに親が参考にならないこともある」ですね。

それをこの本では以下のように表現しています。

実の親だからといって、何かの知見を得る相手として常にふさわしいとは限らない。もちろん、親子の情愛は大切にすればいい。

– p198 –

どうですか?

「働き方改革」や「終身雇用の終焉」「副業解禁」などが叫ばれて久しいですが、これからの最適な働き方についてお母さん・お父さんは参考になりますか?

ぶっちゃけ「参考にならない」「そもそも話が通じない(前提知識が違うから)」ということが多いんじゃないでしょうか。

僕はそうです。

例えば、うちの父親は経歴としては「新卒➝東証1部上場のメーカーに就職➝50代でリストラ➝資格を取って介護職に転職(今ここ)」という感じです。(母親はずっと前に他界)

彼と会うとたびたび出てくるのは以下のようなセリフたちですね。

「女の上司と反りが合わない」

「自分がいなきゃ現場が回らない」

「(介護の職場は)最底辺の職場だ」

・・・はい。

矜持をもって仕事に臨んでいるのは良いことだし、1日の欠勤もなく勤め上げているのも大したものだと思います。

でも、そこから積極的に学べる「未来へのヒント」は特にないです。

介護の現場の生の声は聞けるけれど、独創的なアイデア・思想や習慣を直接学べることはありません。

なんだか「おやじdis」みたいですが・・・めちゃくちゃ尊敬してますよ(笑)

ふつうに仲も良いです。(会うことはそんなにないけれど)

僕の働き方に関しても「プロブロガー」とか「webサイト運営」とか言ってもぜったい通じないので、「インターネットでお店をやっている」と伝えています。

いくら親子のように深い絆・心の通じ合いがあっても、21世紀の社会での生き方・働き方について学べる可能性はハッキリ言って小さいでしょう。

僕は本やネットの有料記事や起業家・フリーランス仲間との会話からの情報に気づきを得ることが多いです。

別に冷たいことでもなんでもないので「親からの情報は今のニーズに合わない可能性が高い」と割り切っていてもイイと思いますよ。特に親から子への情報伝達は「お前のため補正」が入りやすいですので(笑)

どれだけお互いが大切でも「情報と情愛は混ぜるなキケン」です。

さいごに

さいごに、「この本が特におすすめな人」をまとめて並べておきますね。

  • ホリエモン的な情報収集・発信術を知りたい
  • 「情報の掛け算で独創的なアイデア」の具体例をたくさん知りたい
  • そろそろ本気で副業・複業やフリーランス・独立の準備を始めたい

特に挿絵・イラストはありませんが、かんたんな言葉遣いで200ページくらいの本なのでサクサク読めますよ。