「怒り」の目的は攻撃じゃない!5つの具体例から見えてくる「怒り」への共感のコツ

怒りへ共感するコツ

こんにちは!「ゴールは共感」がテーマなサッシ(@3104nkmr)です。

「悲しみ」や「喜び」に比べて、「怒り」に共感するのってすごく難しいイメージじゃないですか?

攻撃的な相手に向かって、何か出来ることなんかあるのかって思ってしまいますよね。

でも、実は「怒り」の正体って攻撃でも暴力でもないんです。

今回は5つの具体例から「怒り」の正体に迫り、「怒りに共感するコツ」について紹介します。



「怒り」は「悲しみ・不満」の代替感情!?5つの具体例で見る「怒り」のパターン

怒りの正体とは悲しみ・不満の「代替感情」

「怒り」への共感のコツをつかむために、まずは「怒りとは何か?」から見ていきましょう。

結論から言いますと、怒りの正体とは「悲しみや不満の代替感情」です。

はい。いきなり「代替感情」って言われても「ん?」ってなりますよね。

代替感情とは「ある気持ちを隠すための『見せかけ』の感情」のことです。言い換えれば、以下のような状態なんですよ。

「悲しみや不満の気持ちで自分が傷つかないために、そのエネルギーを『怒り』という感情に変えている」
心理学用語では、怒りは「二次感情」、そのエネルギーの源である悲しみや不満は「一次感情」と言われています。

そう、一見すると「怒り」にしか見えないことは実は全て「悲しみ・不満」などが元になっているんです。

以下、その5つの具体例を紹介しますね。
 

5つの具体例で見る「怒り」のパターン

【1.「誰かのボールがたまたま当たった」「しつこく指でツンツン突っついてくる」】

最初は、「誰かのボールがたまたま当たった」「しつこく指でツンツン突っついてくる」という場合です。

実際に自分が誰かにこういった行為をされるのをイメージしてみてください・・・

ムカつきますよね(笑)

でも、この場合は実は根っこにあるのは「快の状態を奪われる悲しみ・不満」なんです。

つまり、快の状態=「うれしい」「たのしい」といった幸せな気持ち良さを感じていたいのに、そうなれないことへの悲しみや不満ということですね。

そうなんです。ただ、「気持ちいい」って状態でいたいだけなんですよ。

【2.「子供が叩かれる場面」「軍隊が街を破壊」】

次は、「子供が叩かれる場面」「軍隊が街を破壊」のような暴力的・破壊的な光景を目にした場合です。

ちょっと痛ましい例ですが、本当に腹の底から「怒り」を感じますよね?

この場合の「怒り」の正体は「それによって困る人への悲しみ、痛ましさ」だと言えます。

暴力自体はただの手段・きっかけであって、そのとき自分が感じているのは「辛い人への悲しみの気持ち」なんですね。



【3.「政治家の汚職」】

では、「政治家の汚職」に対してはどうでしょうか?

議員のおっさんが政治活動費で豪遊とか・・・許せませんよね。

この場合は「自分が損して政治家が得をしたことへの『ズルイ!』という気持ち」が奥底にあります。

「私の払ってる税金で暮らしてるのに、何しちゃってくれてるの!?」という不満のエネルギーなんですね。

【4.「恋人・夫婦の喧嘩」】

怒りの代表例といえば「恋人・夫婦の喧嘩」もありますよね。

言い争ってしまった場面を振り返ると、実は「自分が認められないことへの不満」を感じられませんか?

そう。恋人や夫婦の喧嘩は自分が認めてもらえないことへの悲しみや不満のエネルギーから生まれているんです。

さらにその奥には「分かり合えない、笑え合えないことへの悲しみ」があるとも言えます。

僕は離婚の経験がありますが、元パートナーに対して感じるのは「怒り」でなくまさにこの「分かり合えない悲しさ」ですね。

【5.赤ちゃんや動物の「ごはんを奪われた」】

最後は、すごく本能的な「怒り」のパターンです。

例えば、赤ちゃんや動物が「ごはんを奪われた」場合などですね。

かなり全身で怒りをあらわにしますが、それは「自分の望むものが手に入らないこと、自分や子供の命が危険にさらされることへの不満・恐怖」の気持ちです。

本能に基づく怒りの場合は「恐怖」が関わってくることも多いと言えます。

以上5つの具体的な「怒り」のパターンで見てきたように、「怒り」は「悲しみ・不満」の代替感情だったんですね。
 

「怒り」は実は相手を攻撃するためでなく「自己防衛のため」

「怒り」のイメージって、もっぱら「攻撃」じゃないでしょうか?

たしかに結果的に相手を攻撃してしまうことは多いですが、「怒り」は「悲しみ・不満」の代替感情であるので、実は「怒り」は自分を守ることが目的なんです。

悲しみ・不満・恐怖のエネルギーで自分が壊れないために、「怒り」というシールでフタをして見て見ぬ振りする、もしくは、矛先を外に向けて発散すること。

それが「怒り」の正体だと言えます。



「怒り」の奥にある悲しみ・不満・恐れを認めることが共感のコツ

「怒り」の正体が分かったところで、最後に「怒りへ共感するコツ」を紹介しておきますね。

怒りに共感するとは、もちろん共に怒ることではありません。

「怒り」への共感のコツは、相手の怒りの奥にある悲しみ・不満・恐れを感じで受け止めることです。

それによって、相手のマイナス感情が少しでもプラスの方に向かう=気持ちが楽になれば最初のゴールと言えます。

クレーム対応のプロが使う「まずはひたすら聞き、相手の感情をぜんぶ吐き出させる」というテクニックも、同じものと言えますね。

特に何か意見や提案をする必要はまったくありません。むしろ、ただ向き合って耳を傾けるだけの方が相手の怒りが収まる可能性は高いですよ。

「そうだね、悲しいよね」「イヤだったよね」という気持ちでぜひ一緒の時間を過ごしてみてくださいね。

「悲しみ」に共感するコツは別記事でまとめているので、そちらもぜひ読んでみてください。

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