こんにちは、サッシです!
みなさん、好きなことを仕事にしていますか?
インターネットの普及も追い風になって、好きなことして生きていくチャンスは広がるばかり。
最近は、芸人の枠を超えて絵本作家としても活躍するキングコング西野さんが話題になっていますね。

「いつのまにか好きなことが仕事になっている人」って、みなさんの周りにも一人・二人と増えているんじゃないでしょうか?
「でも、私が好きなことは到底仕事になりそうにない。具体的にどうすればいいのか・・・」
いくら「好きなことすればいい!」と言われても、じゃあ実際どう仕事に結び付ければいいのか分からない方も少なくないと思います。
そこで!ずーっと自営で生きてきて、子ども3人連れて離島に移住までしてしまった僕が具体的に「好きなことを仕事にする方法」をご提案します!
今回は「石ころ集めが大好きな人」がどうすればいいか?のアイデアです。
特に石ころ集めには興味の無い方も、好きなことを仕事にするための参考になれば幸いです^^
石ころ集めを仕事につなげる3つの方法
なるべく「これは仕事にならなそう」という趣味を取り上げてみようと思いますので、今回は「石ころ集め」を選んでみました。
僕が「石ころ集め」に焦点を当てるのは、実はきっかけがありまして。
それは、ずばり「おじゃる丸」です!
どの話か分からないのですが、昔テレビで「おじゃる丸」を見かけた時、主人公おじゃる丸がこんな感じのセリフを言っていたんですよ。
「石ころが好きなら、石屋になればええ」
たしか、将来何になる?みたいな話だったと思います。
なぜかこの場面がずっと心に残っているので、ぜひ具現化してみようと思った次第です♪
では、そんなわけで本題に参りましょうか。
石ころ集めが大好きな人に捧ぐ、「石ころ集めを仕事につなげる3つの方法」です!
1.キャラの強い”イワオくん”(学者)
まずオススメしたいのは、ずばり「学者」です。
石ころという鉱物が大好きなわけですから、やはり研究職に就くのが王道です。
でも、昨今の研究者事情は正直言って暗いニュースが少なくありません。
もともと採用人数が少ない狭き門な上に、研究費の割り当ての削減が続く機関・研究所が多数。先日もニュースで「若手研究者は40歳代でも学生アルバイト並の給料なんてザラ。年齢を考えると、民間に転職も厳しい。」ということも見聞きしました。
そこで、“イワオくん”の登場です。
つまり、ただの研究者でなく、「石ころ大好きな石マニアの”イワオくん”」として自分のキャラを強めて売り込むんです。
もちろん、お手本は魚類研究の第一人者、「さかなクン」教授です。

↑これ被ってるあの御方。
いえ、ほんと。冗談じゃなく、これくらいの自己PR・キャラ設定はあった方がいいと思います。
被り物はしませんが、僕の大好きな農学者・発酵学者の小泉武夫さんも「味覚人飛行物体」、「発酵仮面」、「ムサボリビッチ・カニスキー」等の異名を取り、学界を超えて幅広く愛されるキャラクターを確立していらっしゃいます。
↑独特過ぎる文体で魅力的な方です♪
単年・数年ごとに更新の研究費(人件費)だけに収入を依存する生活は、これからの時代にはあまりにリスクがあり過ぎます。
だから、自分のキャラを強めて「対外的に使いやすい人」になるのを真剣にオススメします。僕ならそうします。
ただの例ですので、別に”イワオくん”じゃなくてもいいのですが、何かしらの唯一無二なキャラを確立し、研究所以外の民間からも仕事を取ってこられるような研究者になるのが最善策だと思います。
もちろん、キャラを立てておくことは、研究職にこれから就く際にも大いに有利に働くはずです。
例えば、BASEで「イワオくんショップ」とかを作って”石ころソムリエ”とかを名乗って面白い石の販売をするとか。そういった活動を早めに始めておくと、明らかにライバルの先を行くと思いますよ。
自分の好きな活動に対して、自力でパトロン=出資者を付けていくという発想です。これはアーティストだけでなく、これからの学者にも求められる資質だと思います。
面白さを多くの人と共有できるところまでいければ、公的機関・大企業・大富豪をパトロンとするのではなく、クラウドファンディングを使って多数の「個人」にパトロンになってもらう生き方も十分に可能性があると思いますよ。
2.提案力の強い鉱物写真家
次のオススメは、「写真家」です。
石ころ集めが好きならば、ついでにその自慢の石たちを記録できるカメラも好きになってしまいましょう。
↑僕はEOSを愛用しています♪
「石ころ集め」っていう好きなことを軸に、「カメラ」っていう新たな楽しいことを開花させるんです。
これ、めっちゃ大事。
何かひとつ「大好きなこと」があったら、そこにどんどん別の「好きなこと」を掛け合わせていくんです。
そうすると、誰かと楽しさをシェアする可能性も付加価値もぐんぐん上がっていき、仕事につながっていきます。
例えば、『おばあちゃん家の石ころ』なんて写真集なら面白いかも。
ただ石ころを集めて写真集にしても、99.99999%の人にとっては面白くもなんともないですよね?
でも、そこで「おばあちゃんの家」という付加価値を付けてみる。

方々のおばあちゃんの家を巡って、おばあちゃんと一緒に庭いじりするんです。おしゃべりしながら。
それで、おばあちゃんに「なんだかカワイイ石ころ」を一つ選んでもらって、おばあちゃんと一緒に写真に収める。
うわー面白そう!僕はこれ、あったら絶対見たいです!
どなたか、ぜひ作ってくださいw
写真集を手に取って広げる人に、おばあちゃんと一緒に過ごす時間を追体験してもらう意図です。
こういう付加価値を提案できたら、鉱物っていう「地味」「マニアック」な感じのものでもポピュラーな企画に発展させられて仕事に結びつくと思いますよ。
出版社に企画を持ち込むのはもちろん、noteや先述のBASEで自分で商品化して販売してみるのもいいですね。
3.私設の石ころミュージアム
最後にオススメしたいのは、「私設のミュージアム」です。
以前僕が住んでいた家の近くに、「翡翠原石館」っていう小さなミュージアムがあったんですよ。遠目には普通の家なので、住宅街の中の一角で周囲に調和しつつ、でも外壁にも展示が埋め込まれている美しい外観が印象的で。そこからヒントを得ました。

画像出典:翡翠原石館
ただ石ころを並べてもほとんどの人には面白くも何ともないので、そこはひと工夫を。
例えば、石ころ一つ一つに名前と設定を付けて展示・販売するとか。
「名前:モモ 一見優しくて頼りになるお姉ちゃんタイプ。でも実はすごく甘えん坊。好きな食べ物はパイの実」
みたいな感じで。
親近感湧くから、僕なら手ごろなお値段なら気に入ったのあれば買っちゃうなー。
石ころ大好きな身としては、ペットと同様に愛着ある石ころたちなので、
「責任持って迎えられる人のみお願いします」
みたいな注意書きを添えても面白いですね。
場所は、地方なら空き家の古民家を使わせてもらうのもいいですね。
誰かと組んで、「空き家利用+コミュニティカフェ」として人が集まる場づくりを目指すとかもオススメです。
観光客等の一見さんが立ち寄って楽しいのはもちろん、地元の人たちが気軽に集まれる場所づくりをする。そういう場所が無い地域って意外と多いですからね。そういった方向性だと、家賃は無料とか超低額でお願いできたりしますよ。
もし市区町村の協力を得られて運営できるなら、「この町の100人が石ころに応援メッセージを寄せ書きして、熱い”意思”をあなたに贈ります」なんて売り方も面白いですね。
他にも、道の駅が既にあれば、そこのスタッフとしても働かせてもらいつつ、石ころミュージアムを敷地内に開設して、道の駅の魅力アップにつなげるのもいいかもしれないですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「大好きなことを『自己満足』から『自他満足』になるまでアレンジしていくこと」
好きなことを仕事にするコツは、これに尽きます。
例えば、アニメを観るのが好きなら、「紹介する喜び」「シェアする喜び」「自分でも作ってみる喜び」にどんどん目覚めていくんです。
好奇心を発揮して、自分の好きなことにプラスアルファをどんどんして価値を高めていくこと。それが唯一の突破口です。そうすれば必ずや道は開けていきますので、ぜひともチャレンジしていきましょうね。
今回ご紹介した石ころ集めを仕事につなげる3つの方法。そのままでも、さらにアレンジしてもいいので、よかったら使ってみてください。