こんにちは!サッシ(@3104nkmr)です。
みなさん、子どもの本音に気付けていますか?
発せられる言葉が、必ずしも表面の意味と一致しているとは限りません。
例えば、愛するカノジョの「も~う、バカ☆」の「バカ」みたいなもんです。それは、文字通りの「あなたは愚か者です」じゃなくて、「うふふ、大好きよダーリン♪」の意味ですよね。
子どもを相手にする時は、特にこのような裏の意味=子どもの本音を感じ取ることが大切だと、3人の娘の父親かつ保育所の園長として日々感じております。
本記事は「子供の本音、気づけてる?子育てのお悩み相談の定番に3つの例でそのコツを紹介」をお届けします。
これから子どもに関わる機会が増えそうな方もぜひ参考にしてみてください^^
1.「ママがいい!」
まず最初のセリフはこちら、
「ママがいい!」
世のお父さんたちが子育てへのヤル気だだ下がりになる原因No.1とも言える超定番のセリフですね。
これ、言われたことない父親なんて居ないんじゃないでしょうか?
うちの場合、中学生の長女も小学生の次女も、3歳の三女に言われています(笑)
↑長女も次女もよく凹んでます
表面的には「全否定」
この「ママがいい!」というセリフ。何が問題かというと、
「ママがいい!」=「あなたはイヤ!」
という風に、自分が全否定されている気になってしまうところです。
その全否定感のおかげで「あ~オレになつかねぇや。おーい、オレじゃ無理だ。頼む!」ってなっているご家庭、ものすごく多いんじゃないでしょうか?
でもね、実はそうじゃないんです。
真の意味
世の父親を育児ヤル気無し男にさせる「ママがいい!」という最凶最悪の呪文。
この言葉、本当の意味は別に「オトンは嫌だ」っていう全否定じゃないんです。
正確には、
「(今は)ママがいい!」
なんです。
別に親父の人格を否定するつもりなんてこれっぽっちもなく、ただ「今は」母親がいいというだけなんです。
私たちでもよくある感覚では、「一人にしてくれ」が近いです。
相手が恋人であれ親友であれ、「今は一人になりたい」って時ありますよね?あの「今は」の感じです。

そういうとき、別に相手自体を否定する意図なんて1ミリもありませんよね?たまたまそういうタイミングなだけ。
あの感じです。
世のお父さん方。「ママがいい!」って言われるとき、よ~く感じ取ってみてください。
そのほとんどは、「お父さんはイヤだ!」じゃなくて「今はお母さんがいい」の意味なはずです。
「パンも好きだけど、のどが渇いてるから今はソーメンがいい!」くらいだったりしますので、ほんと深く気にしなくていいんですよ。
普段から愛情持って接してるなら、自分の優しさに自信を持っていいんです。
ほんと気まぐれなだけですから♪
2.「きょう、ほいくえんある?」
続いてのセリフはこちら。
「きょう、ほいくえんある?」(今日、保育園ある?)
これも幼児時代にしばしば登場する言葉なんじゃないでしょうか。
表面的には「日程確認」
字面通りとれば、今日は保育園がある日かどうか。それを聞いてるだけですよね?

だから、「うん、あるよ。」って答えて終わりにしていませんか?
それ、見当違いもいいとこなことが少なくないのでご注意を!
本当の意味は、そこじゃないんです。
真の意味
子どもの言う「きょう、ほいくえんある?」の真の意図。
それは、
「わたし(ぼく)、いやなことがあるんだ」
という不安の訴えです。
何か恥ずかしかったことがあったのかもしれない。誰かとケンカしてしまったり、いやがらせを受けてしまったのかもしれない。
「きょう、ほいくえんある?」は、「不安なことがあるから、行きたくないんだ・・・」という子どもの気持ちの訴えなんです。
日程確認って場合ももちろん普通にありますが、ほとんどはそういった不安の訴えです。

うちの長女や次女も、主に誰かとケンカしたとか、仲間外れにされたとか、そういったときによく言っていたセリフです。
だから、今日は保育園がある日かどうかを答えるだけじゃなくて、必ず気持ちを聞いてあげるのが肝心です。
「うん、あるよ。どうした?なんかやなことあった?」
こんな具合に、ひとこと投げかけてやるのを欠かさずに。
こどもが聞いてほしいのは、そこなんです。
この「○○ある?」が日程確認じゃなく気持ちの表れのサインということは他にも多々あります。
例えば、お母さん・お父さんに「きょう、おしごとある?」って聞くのもその代表ですね。
別に今日が仕事の日かどうか自体を知りたいんじゃなくて、もちろん「まま(ぱぱ)といっしょにいたい」というメッセージです。
僕も三女に聞かれるときは、「うんあるよ。でも、あしたはおやすみだから、おはようしたらいっぱいえほんよもっか。だだも、さんといっしょにいっぱいあそびたいよ。ありがとう。」と、こんな感じに答えています。 ※だだ=僕のことです。
用件だけじゃなく、子どもの気持ちを受け止めて、こちらの気持ちを返してあげたいですね♪
3.「なんじまでやってる?」
最後のセリフは、お出かけ先に関するこちらです。
「なんじまでやってる?」(何時までやってる?)
「何時まで開いてる?」でもいいんですが、これも3歳前後くらいから耳にするセリフじゃないでしょうか。
表面的には「営業時間の確認」
そのまま受け取れば、ただの「営業時間の確認」ですよね。

これも、「んー?え〜と9時、あ、10時だったかな。」なんてそのまま答えちゃってませんか!?
んんんんん、No!
たとえちょっと数字が分かってきた子でも、終了時刻それ自体なんてどーでもいいんです!
本当の意図はそこじゃなく、やはり子どもの気持ちにあります。
真の意味
「なんじまで?」とか子どもが聞いてきた場合。
真の意味はずばり、
「そこですごく遊びたい!だから、終わっちゃって行けなくなる前に早く行こうよ!」
というメッセージです。
例えば、つい先日のこと。ちょっと飛行機の予約の関係で、うちから車で20〜30分くらいの空港まで出かける用事がありました。

お嫁ちゃんと三女と僕で行くつもりで、家で着替えたり準備をしていました。
すると、三歳の三女がひょこひょこ僕のところに来て、「ねぇ、くうこうなんじまで〜?」と聞いてきました。
別に具体的に何時から何時まで開いてるとかはどうでもよく、意味はもちろん、
「間に合わなくなっちゃうよ〜。私の大好きな空港遊びが出来なくなっちゃうよ〜。」
ですね。
うちのに限らず、久米島のちびっ子たち。みんな空港遊びが大好きで楽しみでしょうがないんですw
子どもが時間がどうのこうの聞いてくる時は、ほぼ間違いなく「わたしの大好きなあそこで遊びたいから早く行こうよ〜!」の意味です。
ぜひその気持ちを察して、「まだまだやってるから大丈夫だよ。お出かけの準備ができたら、〇〇の好きなあそこに行こうね。」と分かりやすく返してあげたいですね♪
【さいごに】自分の気持ちを言えない子供にしないために:子供の悩み・本音は積極的な問いかけで引き出してやりたい
大人だって、案外口にしている内容と気持ちは裏腹だったりしますよね。
言語を覚えたての子どもならなおさら、まだ大人ほど自分の気持ちを言葉で表せなくて当たり前。
ぜひ気持ちを察する優しさを持っていたいものですね。
積極的に「〇〇したいの?」とか「〇〇ってこと?」って聞いてあげるのがオススメです。
オヤジギャグとかでめんどくさい上司にはAKY(敢えて空気読まない)もいいかもしれませんが、子どもにはぜんぶ丁寧に呼吸を読み取ってあげたいですね。
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